・一見、面白そうなサスペンスに見えますが、意欲的な芸術映画です。4人の女性の会話だけで構成されていて、4人とも、実際の社会で成功した、たくましい女性たちだけに、迫力満点。 (4人中3人が映画初出演。)
彼女達が、自分の過去の話をしていく中で、心に抱える悩みや本当の自分と向き合っていく。。。そんな不思議な映画。
→彼女たちが映画の中で話す自らの体験が、実際の彼女達の体験と、ほぼ同じになっていて、まさに、自分自身を演じているという感じです。素人俳優ばかりを採用してきた、ニンイン監督の演出のなせる技という気がします。
「この映画は男性は見ない方がいい。」と監督が言うだけのことはあって、女性を隠すことなくリアルに描いています。「女性に対する、固定概念や美化されてしまったイメージを突き壊したかった」そうです。
・監督のニン・インさんは、中国映画界を代表するベテラン女性監督。イタリアに8年も住んでいただけに、逆に、中国的なものへの思い入れが強く、変わりいく中国を数多く撮って来た監督さんでもあります。
・ちなみに、主人公の女性、ホン・ホアン(洪晃)さんは、映画のストーリと同じく、出版関係者。出版社の総裁で、雑誌の編集も担当、自分で小説を書いたり、テレビの司会をしたりと、多彩な方。2004年のWallStreetPaper誌が選ぶ、アジアの4大メディア人の、候補に挙がったほどの方とか。ちなみに、元夫は、チェン・カイコー監督。
・そして、 映画の中で、芸術家を演じた、リウ・スオラー(劉索拉)さん。彼女も、世界的に活躍する、有名な音楽家で、作家。5年間、NYやロンドンに移住した経験あり。中国の若手音楽家を集めて、楽隊を組み、世界公演を行ったりしている。
・パワフルな、不動産会社のおばさんを演じていた、平燕Niさんも、とある会社の顧問をする、本当の商売人とか。
・モデルさんを演じているのは、リーチンチンさん。プロの役者さん。本来は、別の素人さんが演じるはずだったが、だめになり、急遽選ばれた方。彼女も、劇中の役と同じく、2回結婚、2回離婚している方。
・家政婦さん役のおばさんは、ホン・ホアン(洪晃)さんの実際の母親。有名な外交官だった方で、70年代の、米中会談や、ニクソン訪中で活躍されたとか。父親も、有名な外交官喬冠華さん。映画の四合院は、彼女の家だそうです。
参考文献1 2
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